2011年 10月 05日
鮎はなぜ毛鉤でつれるのか
この前、NHK BSで面白い番組がやってました。

「シリーズ 釣って、食べて、生きた!開高健」

という番組でカナダでブラックバス釣りをする開高さんが、
ブラックバス釣りについて、こんなことを、語りだします。



『すべての魚すべての生き物にはテリトリー意識がある』

つまりこれは単に 食欲ではなく すべての魚 すべての生き物
あなたにも テリトリー意識 というのがあるわけ
ご家庭とかね ご家庭の中にも自分のテリトリーってのがあるでしょう?

そこに入ってくると それを追い出したくなる心理があるわけですよ

それがないと生き物は繁殖できないし 生きていけないわけなんで

まぁ妙な 「縄張り意識」 は困ったもんなんだけど
必要品 必要悪みたいなもんですわ

このブラック(バス)は特に気が強くて その縄張り意識が激しいんですよ
『鮎』とおんなじ!

そこにポンと妙なものが飛び込んでくるから
こうゆう得手物(擬餌)を蹴散らそうと思って とびついてくる

だから口でかかっているものもあれば ノド(口以外)にかかっているものもあるわけ
体当たり食らわせ 「向こう行け!」と

だから食欲だけで誘ってるわけではない・・・。

開高健






 「鮎はなぜ毛鉤でつれるのか」 をワタシなりに考えてみました。

この話しを聞き、苔しか食わない鮎がなぜ毛鉤で釣れるのか?
毛鉤に食いつくのか?が解るような気がします。

鮎の毛鉤釣り(ドブ釣り)を始めて10年近くなりますが、釣れてくる鮎は口に毛鉤をくわえてはいるものの
毛鉤を飲み込むまではいかないんですよね・・・
鮎がもし虫を喰うなら、川虫やカゲロウで釣れるはずだし、毛鉤でもっともっと釣れてもいいはず!

鮎毛鉤はカタチこそ虫に似せて作られていますが、実際の虫には似ても似つかない色を
使った毛鉤がほとんどで、水生昆虫には存在しないものです。

そんな事からワタシが想像するに、鮎は毛鉤を喰いにくるんじゃなく、自分のテリトリー(陣地)に
入ってきた毛鉤を、うっとうしく感じ、敵だとみて噛みつぶしにきていると思います。

よく海から遡上してすぐ(5~6月頃)の鮎は、稚魚の頃、海でプランクトンを食べて育った食生が
まだ残っており、毛鉤に食いつくと言われますが、そうではなく、鮎は川にのぼるとすぐに
苔を食みはじめき、まだ群れで行動することの多い鮎は、人口(鮎)密度の高い中に
フワフワと漂う気の悪い毛鉤を見つけると噛み付きにくるんだと思われます。

落鮎期に毛鉤を追うのも同じ事が言えるでしょう。
繁殖期に入ると、単独でいた鮎も次第に、集団化し繁殖行動に入ると元々獰猛な鮎は
興奮し(苛立ち)、よりテリトリー意識が高まり毛鉤を見ると噛み潰しにくるるんじゃないかと思います。

鮎が毛鉤で釣れるのは、自分の陣地に入ってくる毛鉤を追っ払い、噛み潰そうと
毛鉤を噛んだ時に、ハリがかりするんだと思います。
なので、バラシも多いし金玉の金箔が剥げることも理解できます。


まぁ実際は 鮎に聞いてみないとわかりませんが・・・
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by yuhi43 | 2011-10-05 18:32


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